マイホームを楽しもう

マイホームに関するあらゆることに興味を持ち続けたい。そんな思いで続けています^^

カビ、ダニ、ウイルスを考慮した適切な湿度管理は? 

こんばんはー。

シンシーです。

現在梅雨ですね~

 

エアコンをかけ始めたシンシーの家ですが、もう少し早めにかけても良かったのかもしれません。そう、カビ、ダニの増殖をもう少し考慮するべきだったのです。

 

ふと感じたのは畳の上で寝転んだときのじめじめ感でした。

風が入り込むと言っても湿気た空気が入り込むんですから、家の湿度も上がるわけです。はっと気付き、もう梅雨に入ったと同時にエアコンをかけるべきだった!!

と考えなおすと同時に温湿度計を確認。

28度と64%・・・ 

そして家にある不快指数計を見るとぎりぎり黄色の枠で赤にまで達していませんでした。

ふぃ~ 間に合ったw

 

連日の雨の最中でしたが急いでエアコンはかけっぱなしとしましたよ^^

なぜあせってエアコンをかけ始めたのでしょうか?

それはカビ、ダニの発生と関与します。

 

 

 

f:id:cincy:20160619203207g:plain

カビは3~6μmの大きさのもので目に見えません。

胞子という状態で空気中を浮遊し、物にくっつくと菌糸という触手みたいなものを体から伸ばし、そこに定着するのです。そして胞子をつくり、空気中に拡散させます。

アレルギーの原因として有名です・・・

 

 

 

f:id:cincy:20160619203337j:plain

ダニはいわゆる生物に当てはまるもので、自ら歩きます。水分は口から摂取するのではなく体から摂取するらしいです。生きているときは吸い込むことは少ないですが、死んだ後の死体を吸い込みアレルギー症状を引き起こすことがあります。

 

 

これらカビ、ダニが今の時期は発生しやすい状況となります。

下の表をご覧ください。

f:id:cincy:20160619202246g:plain

ダイキンさんのHPに載っています。

www.daikinaircon.com

 

カビ、ダニどちらも増殖条件が似ていますが、この室温と湿度はまさに今の時期!!

湿度は65%以上になると要注意です。

不快指数計をみると70%まではいいんですが、体の不快は70%以上で、65%以上なら既に目に見えないところでカビが増殖し始めているんですね~・・・><

 

f:id:cincy:20160619203050j:plain

湿度が90%を超えると途端に増殖するスピードが増えるんでしょう。とんでもありません。梅雨の時期は室外は地獄ですね><

 

 

室温は28度がエアコンの推奨設定ですので、これはOKとして、増殖させないように湿度を調節するとなると・・・50~60%くらいがよさそうですね^^

じつはこの湿度で冬もOKです。

冬は打って変わって乾燥気味になっていきます。

高気密高断熱住宅では部屋が乾燥するというのが常識になりつつあります。

その対策はいろいろありますが、ウイルスの防御という点においては、その際の湿度の目標値も上記の50~60%でよさそうです。

f:id:cincy:20160619204734p:plain

これをみると湿度が低い方が、温度は寒い方が活動性があがっているようです。

(人体への影響を考えるとインフルエンザウイルスが最も脅威なので、インフルエンザを例にしています。)

 

医学的にも根拠がありそうです。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2134455/

 

こういう論文もあります。

http://journals.plos.org/plospathogens/article/asset?id=10.1371%2Fjournal.ppat.0030151.PDF

 

 

論文のサマリーを抜粋します。

We found that low relative humidities of 20%–35% were most favorable, while transmission was completely blocked at a high relative humidity of 80%. Furthermore, when guinea pigs were kept at 5 C, transmission occurred with greater frequency than at 20 C, while at 30 C, no transmission was detected. Our data implicate low relative humidities produced by indoor heating and cold temperatures as features of winter that favor influenza virus spread.

 

つまりインフルエンザは20~35%が最も増殖し、80%で完全に増殖が止まった。

豚の実験に置いて5度と20度では前者の方が活動性があり、30度になると活動性が止まった。以上より寒くて湿度が低いとインフルエンザウイルスが増殖しやすい

 

ということでした。

冬の間は経験的に20度ないと寒いです。

その時の湿度はなるべく高めで35%という過乾燥は危ない状況です。(実際は40%台が多いですかね~。どうだったかな?w)

上に抜粋したグラフから考えると湿度50%はほしいところですね。

 

 

冬のウイルスに関しては基本的にどこかに潜むというより寒くなると出てくるもの(ウイルスは生物ではありません。たんぱくの塊です)ですから、冬の間だけ気をつければいいんですが、カビとダニは生物ですから住んでいるわけです。アレルギーの元となり、いったん住みつくと排除するのに苦労しますので、その場所になるべくいつかないように予防の手段が必要になりそうです。

その一つとして梅雨の早い時期からの室温湿度管理が重要になると思われます。

 

我が家は・・・ちょっと遅かった感がありますねw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓内容が良かったときにはポチッをお願いします~

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村


住まい ブログランキングへ


一戸建て ブログランキングへ