リビングの大きさと加湿器の関係 その1 ~必要加湿量を知る~
こんばんはー。
シンシーです^^
家のことをずっと勉強していますが、突き詰めるといくらでも勉強できますね。
何も知らずに家を建てるのは本当に怖いことだと今でも思います。
自分の気に入った場所に理想の家を手に入れるためにはやはり勉強するのが一番のお金の節約と人生の謳歌につながるのではと思いますね。
家は3回建てないと理想の家が出来ないとは言いますが、勉強すると2回くらい建てたら理想になるんじゃないでしょうか。1回しか建てる余力はありませんが><
さて、今回は加湿器の話を。
基本的に家に居住する時そのほとんどはリビングか寝室にいると思います。
寝室の大きさは小さいので、どの加湿機でも対応できると思います。
ですがリビングだと大きさによっては加湿器の大きさ、そして経済性を考えた種類を選ぶ必要がありそうです。
なので、まずは我が家のリビングの大きさを、そして加湿器のことを説明いたします。
我が家は吹き抜けを有しており、階段はリビング内に存在します。
階段は窓際にあり、外から階段と昇降する人が見えるようになっています。
そのリビングはダイニングも合わせ可能な限り大きくとるようにお願いしました。
(そのせいで和室も風呂も玄関も小さくなっています><)
玄関はもっと大きくとるべきだったと今では思ってますw
まあ余談なので、いつか話すことがあればまた・・・
話を元に戻して、リビングダイニングを一緒に考えて計算すると、
リビング:4550X4400X2900mm3
ダイニング:4100X6800X2900mm3 という大きさです。(端数切り捨て)
そして吹き抜け部分:5000X4400X2900mm3 - 5000X4400X2000/2mm3
となりました。
リビング、ダイニングは直方体です。
吹き抜け部は屋根の片流れ部を利用していますので直方体と三角柱を合わせた形態をしています。ですので2で割っています。
台形柱というらしいです。初めて知ったw
上の画像は数学の問題からw
この形を右に90度倒した形が吹き抜けの形です^^
さて、つまりリビング、ダイニング、吹き抜け部の合計はいくらになるかというと・・・
170.8m3くらいになります。(おおよそ)
そして加湿量を知るには加湿.netさんのサイトにある計算式を利用しましょう。
室外空気については以前のデータを利用します。
室外 -3.0度、相対湿度75%としましょうね(計算しやすいように^^)
絶対湿度は以下のサイトを使用し自動で求めましょう。
湿り図はちょっと見にくいので・・・w
まず外気の絶対湿度は?
X2 = 2.87g/kg
内気の絶対湿度は理想温度と湿度ですので、絶対湿度は我々の目標値である9g/kgとしましょう。何故9g/kgが出たかについては前回の記事を参照してください。
部屋の温度は22度はほしいので、その場合の相対湿度は・・・46%くらいですね。
さて、とにかく理想の絶対湿度はX1 = 9g/kgとします。
というわけで必要な絶対湿度は・・・
X1 - X2 = 9.0-2.87 = 6.13g/kgとなりました。
単位を合わせるため0.00613kg/kgとしましょう。
空気の密度は r = 1.2kg/m3としましょう。
換気量は?
換気量 (m³/h)= 部屋全体の容積(縦 × 横 × 天井高)× 換気回数
ということなので・・・
換気量 V = 170.8X0.5=85.4m3/hとなりました。
ちなみに換気回数は0.5回転/h です。
高気密高断熱住宅では換気は2時間に家中の空気を一回換気するというように定められています。ですので1時間当たりでは0.5で良いとおもいます。
これで必要加湿量(kg/h)を求めることができます。
必要加湿量 L=1.2×換気量×必要絶対湿度 ですので、
必要加湿量 L=1.2x85.4x0.00613 = 0.63kg/h となりました!!
加湿能力は「ml/h」(毎時○○ミリリットル)や「kg/h」(毎時○○キロ)の単位で表され、「1500ml/h」であれば、1時間あたり1500mlもしくは1.5kgの水蒸気を空気中に放出できるという意味
らしいので・・・
0.63X1000 ml/h =630ml/hが我が家のリビングにおける必要加湿量となります。
ただこれは、換気装置の性能は無視されていることと、気密も考慮されておりません。
そこら辺を加味した計算式もあるとは思いますが、そういう式は見当たらず、上記に書かれてある公式がもっぱら採用されている次第です。
余談終わり。
というわけですこし余裕を持たせて700ml/hの加湿能力を有する加湿器を買うことにしました。
次回に続きます^^
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