室内の植物は光を浴びて成長できるのか? ダブルLow-Eトリプルガラスの性能
こんばんはー。
シンシーです^^
9月になりましたね~。
実は新居に越してきて1年が経とうとしております。
なので、少し調べ貯めたことをアレンジして記事にしております。
いつもより内容が多いので、疲れたら飛ばしてくださいw
さて、生活していく中でいろいろと心配事が増えてきます。
もちろん快適に過ごしているわけですが、長期的にはこの快適さがずっと続くのかどうかが大事だと思っています。
よって、日々の生活の中で気を付けようと思い、気になると必ず調べるようにしています。これがブログの記事になっているわけですw
調べ物もできて、ブログの記事にもなって一石二鳥かもしれませんねw
さて、そんな心配事や調べ物も家の性能に限ったわけではありません。
家の性能と並行して植物の成長なども気になるわけです。
実はどうしても気になることがあり、今回のブログ記事にいたしました。
それは・・・室内の植物は育つのか?ということです。
実は私の家ができた際、工務店からお祝いのお花を頂きました。
それがこれ!
綺麗な花ですね。お祝い事、特に新築やら開店お祝いなどでよく見かけます。
このコチョウラン・・・育てるのは難しいらしいです。
もらった時はこんな豪華な花として家に飾りますが、やがて花は落ちて葉と茎だけになってしまいます。この状態でうまく育つと2番花が咲くのですが・・・
家の中で育てるためにはある程度光合成ができる光が必要です。
はたして高気密高断熱住宅の室内で管理が難しい植物は育つのでしょうか?
家が出来たときは勝手に光は入るけど光合成などが出来ないのではないかと思っていました。
我が家が採用している窓はガス入りLOW-Eトリプルガラスです。
低燃費住宅の標準仕様はヨーロッパ製のトリプルガラスなのですが、我が家は三協アルミのトリプルスマージュです。(工務店側の都合で)
説明書には紫外線を90%以上カットするとか書かれています。こんな感じでいろいろ植物の育つ光も遮蔽されると思ってました。
なので、光合成する光も遮られ、安易にコチョウランはもう駄目だろうと思ってました。妻も同じ考えで家で植物は育たないと思い、コチョウラン以外の植物はすべて屋外に植えています。
そのコチョウラン、実は咲いちゃいました。7月の話です。
咲くんだ。育つんだ。植物もw
というのが私の初めの感想です。
で、調べました!
早稲田大学の研究室も関与しています。
抜粋します。
光合成において使うことができるのは主に可視光といわれる人間の目に見える光です。光には可視光以外に赤外線、紫外線といったものがありますが、これらは、普通の光合成に使うことができません。基本的にどのような光を使えるかは、光合成色素がどのような光を吸収できるかによって決まります。
さらに・・・
太陽の光は可視光を含みますから、当然、光合成に使われます。別に直射日光でなくても構いませんし、曇り空からの光でも光合成は進みます。電球や蛍光灯でも充分強ければ大丈夫です。非常に明るい環境を好む植物の場合は、室内では栽培しづらい、ということはありますが、その場合でも、原理的にはたくさん電球をつけて明るくしてやればきちんと光合成をするはずです。さらに、最近は発光ダイオード(LED)を使って野菜を栽培するなどということもなされています。ただし、蛍光灯やLEDの場合は、光合成は問題なく行なえても、光の波長に偏りがあるので、植物の形などは若干、自然環境のものとは異なる場合があります。
ということです。
ここで光の性質も少し勉強しないといけません。
上記のサイトから拝借しました。
光は電磁波の一種であり、つまりは波長があります。
その波長。人間が目で感じることができる波長はだいたい300~800nmの波長であり、この領域の光を可視光線といいます。
これ以外の領域の光は見えません。たとえばX線は病院でレントゲンとっても見えませんよね^^
(注意すべきは赤外線、紫外線は可視光線ではなく目に見えません)
なのでたとえ植物を室内に置いていようが、光さえ当たれば高気密高断熱住宅でも植物は育つというのが答えになります。
ここまでで納得されればこの答えでも構いませんが、私は窓の性能についてどうしても気になっていました。
なぜなら以下のようにトリプルスマージュのサイトには書かれていたからです。
【三協アルミ】断熱樹脂窓スマージュ/高断熱樹脂窓トリプルスマージュ
そう、紫外線を大幅にカットするのです。
紫外線をカットするならほかの光線もカットするのではと思い、調べました。
すると、カタログに以下のような性能表がありました。
どれも採用していますが、どれもほとんど同じ性能になっています。
それをみると・・・透過率55%、反射率20%という性能でした。
透過率?反射率??
ヒートテック株式会社のHPに書かれてある説明が分かりやすいかと思います。
以下のように書かれてあります。
上図の様に物体に入射した光は一部が反射され,一部が透過し、一部が吸収されます。
反射光の割合がA%とすれば、この物体の反射率はA%となります。同様に透過率はB%,吸収率はC%です。
ここでA+B+Cは必ず100%になります。
これはエネルギー保存則(後で解説)の通りで、エネルギーは形はかえても、その量は増えも減りもしないという事で、入射光のエネルギーは(透過光エネルギー+反射光エネルギー+吸収されたエネルギー)になるという事です。
抜粋終わり。
つまり光は反射、吸収、透過のいずれかが行われるということです。
透過55%、反射20%くらいなので、吸収するのは25%くらいだということになります。
ここから考えて我が家の可視光線におけるエネルギーに関しては全体の半分強が家の中にまで入ってきていると考えられます。一方でその波長が短くなる紫外線については94%カット(反射、吸収を指すと思われます)され、6%くらいが家の中に入ってくる(透過)ということになります。
紫外線はいろいろなところで影響を及ぼします。
皮膚の状態とは特に密接に関連しています。
もちろん建物にも影響があります。
私がメンテナンスの面から敬遠していたサイディングの建物にも影響があるというのは以前書かせていただきました。
低燃費住宅だからここをクリアしているとは申しませんが、低燃費住宅のアルセコシステムはドイツで長期間ノーメンテナンスという実績をすでに出しています。
紫外線をはじいてくれる窓、紫外線にも負けない壁・・・
出来るならばこの実績と同じように我が家もノーメンテナンスがいいですな~。
もともと面倒くさがりだということもありますが・・^^
うん??
本題からそれてしまいました><
窓は結局のところ紫外線のような健康や住宅に影響をおよぼす光線をはじき、可視光線のような光合成を促す光については半分ほど家の中にとりこんでくれるということでした。
なので、すごい明るいところで育てる植物はどうかと思いますが、室内で日当たりのよい場所で育てられる植物についてはたとえ高気密高断熱住宅でも育てられるんだろうなという結論に至りました。
ちょっと楽しみが増えました^^
注)ちなみにエクセルシャノン社の高気密高断熱用窓はカタログ上は数値が高いです。
いろいろ一長一短ありますが、全体的にはどれも同じなんでしょうか?
注2) 低燃費住宅はヨーロッパ系の窓としか書いておらず、どのメーカーかは指定していません。どこなんでしょ。U値しか提示していないし、これだけみると日本のメーカーでも達成しています。樹脂物質の違いや構造の違いから性能がいいんだとは思うんだけど・・・
電話してまで調べようとは残念ながらw もう建てちゃったし。
だれかメーカーでも知ってたら海外のサイトで調べますよ^^
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