インフルエンザと湿度の関係
こんばんはー。
シンシーです。
さあ、寒くなってきましたね。
そろそろインフルエンザがはやる時期です。
インフルエンザはなると大変ですよね。熱も出るし、診断ついたら職場学校ともに休まないといけません。5日間ほど休むことになり、学校行ってる子供たちは勉強できません(本人は休めてラッキーでしょうがw)
学校に関しては学校保健安全法という法律で規定されています。
休め!!とw
「発症した後5日を経過し、かつ、解熱後2日を経過するまで」休むこととあります。
幼稚園児や保育園児は解熱後3日ということです^^
ところで前回、カビと湿度の関係について記事を書きました。
湿度(絶対湿度も相対湿度も入ると思います)とカビの発育は密接にリンクしているという話でした。
今回は湿度とインフルエンザについてです。
冬は寒いと同時に絶対湿度が低く、そのせいでよくのどが乾燥します。
朝起きたときにのどが渇いていたなんてことを経験したことは誰しもがあると思います。乾燥している状態はのどの粘膜表面に水分がない状態です。
のどの粘膜には粘液と線毛があり、この両方がウイルスの取り込みを阻害しています。
粘液で粘膜とウイルスが接するのを防止し、線毛で入ってきたウイルスを外に押しやる効果があるのです。
このリンク先を参照ください。画像はここからお借りしています。
このように人為的にのどの乾燥を防ぐには加湿しかありません。
つまり加湿して湿度を上げる必要があるのです。
この際相対湿度を上げればよいと思われている方も多いと思います。
ですが、相対湿度は気温によって変化するのです。気温によって変わっていく相対湿度を参考にするのは難しいのです。
そこで絶対湿度とインフルエンザの関係についていろいろ調べられています。
医療QQ - インフル 乾燥と低温カギ 冬の流行「絶対湿度」で予測 - 医療記事 - 熊本日日新聞社
こちらには以下のようなことが書かれています。
ある空気の塊が含むことのできる水分量を100%として、含まれている水分量の割合を示したものが相対湿度。温度が高いほど多くの水分を含むことができ、100%を超えると結露となって現れる。これに対し、単位体積(1立方メートル)当たりに含まれる水分量を重さ(グラム)で表したものが絶対湿度だ。
例えば、1立方メートルの空気中に10グラムの水分が含まれている場合、絶対湿度は10グラム。しかし、気温30度では1立方メートルに約30グラムの水分を含むことができるので、相対湿度は33%。気温10度では約10グラムの水分しか含むことができないので、相対湿度は100%という具合だ。
気象予報士の森田正光さんは「冬の空気は気温が低く、含むことのできる水分が減るので乾燥する」と解説する。
30年以上にわたって、気象とインフルエンザの流行との関係を調べている庄司内科小児科医院(仙台市)の庄司真院長は、亜熱帯の沖縄を除く日本では、絶対湿度11グラム以下でインフルエンザの流行が始まり、7グラム以下で流行が拡大することを、各地の気象台や国立感染症研究所のデータから突き止めた。沖縄は2000年代では16グラム以下で流行が始まっていた。
庄司院長は絶対湿度を4段階に分けて、都道府県別の流行予測を宮城県地域医療情報センターのホームページで公表、毎週更新している。
抜粋おわり
明確にデータが提示されて証明されている内容らしいですね。
インフルエンザに罹患するのは絶対湿度が11g/kg以下の時が可能性が高いとのことです。
もちろん絶対ではありませんが、これは一つの指標になりますね。
相対湿度もある程度指標になるようです。
だいたい40~60%にする方が良いと書いています。
しかし前述したように過信は良くありません。あくまで目安です。
相対湿度よりかは絶対湿度の方が相関が強いという裏付けが下のデータです。
これをみると相対湿度は50%にも関わらず生存率が高いですよね。
ところが絶対湿度に関しては絶対湿度が高いときは生存率が低いというのが分かると思います。
なのでなるべく絶対湿度を計測した方がよいということになりそうです。
このリンク先に上記の表が載っていました。
さらにもう一つ有用な表が載ってましたので参考にすると良いかもです。
こういうのは本当に助かりますね。
ここらを基準にインフルエンザ予防に励んでみてはどうでしょうか?
(ちなみに冬の家の温度が10度後半という家は相対湿度70%以上は必要です。この設定温度は引っ越す前の我が家なので、やはり相対湿度が足りなかったなと振り返っちゃいましたw)
そして最後ですが、インフルエンザのことは良く分かりました。
そしてお気づきでしょうか?
インフルエンザの対策をするということは、つまりは快適さを追求することと同じなのです!!!
先日の記事にも絶対湿度の快適条件を書かせていただきました。
快適な絶対湿度は12g/kg以下と書きました。
そしてインフルエンザには11g/kg以下でなりやすい・・・
ということは、11g/kgくらいの絶対湿度が理想なのだろうと想像できます。
しかし湿度を11g/kgに冬の時期に保つのは今の私の加湿器では難しいかなと思ってます。
なので、やはり8~9g/kgくらいが関の山なんでしょうね・・・><
まあ毎年もっと低い絶対湿度なので、今年は9g/kgを目標に、可能ならば10g/kg以上でがんばってみようと思います^^
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